November 2015


図書館は利用者データを保護する課題を迎えている

アリゾナ州立大学、New Ameica(アメリカのデジタル社会の繁栄を目指すNPO)とSlate(Webマガジン)の3者共同のイベントの一部である。

1962年シアトルで開催された世界博覧会でアメリカ図書館協会は「21世紀の図書館」と称する展示を行った。そこでは壁の端から端まで占めた Univac大型コンピュータが司書を補助し博覧会の来場者の要求(質問)に答えていた。その展示は今日の図書館職員の抱く、情報の世話役としてはコン ピュータは司書よりも優れている、という不安を予感させていた。

今日、図書館ではマウスのクリックでデジタル情報が入手出来るようになった。図書館ではスタッフと利用者の情報を保護したり、共有することを図書館とは独 立した外部の会社に委ねられることがしばしばある。ということは、利用者の情報が、利用者の意志に反して、または利用者に知らされることなく使われる可能 性があるということである。本稿は図書館が生き残るためには、図書館に入る情報、図書館内の情報そして図書館から出る情報の完全性の確保と、図書館の全て のシステムにプライバシー保護の考え方、仕組みを組み込む必要性を提案している。

Source: Slate.comの記事はここ...


フェースブックはベルギー当局のプライバシー裁定に控訴

ベルギー当局は
11月9日、フェースブックに対し、フェースブックのアカウントを持たな い、すなわちユーザーの同意を得ていない人のデータの収集を禁止する採決を下した。フェースブックは控訴するとコメントした。これはフェースブックによる 広告目的でのオンラインユーザーの情報収集に関する数多くの訴訟の一つに過ぎない。
この判決ではFacebookが順守しなければ毎日最大27万ドルの罰金が課せられることになる。

Source: NYTimes.comの記事はここ...


欧州市民に対しより強力なデータプライバシー権を与える米国の新しい法案

エドワード・スノーデン氏による情報漏えいで、米国安全保障局が米国と欧州市民に関する監視を行っていたことが明らかになリ、先月EU当局によりセーフ ハーバー協定が無効化された。その結果、米国議会は欧州市民に対し、個人データの利用方法についてアメリカ人と同様の保護を与える法案を検討している。超 党派提案の「司法是正法は欧州連合の市民が、彼らの個人データが同意なく故意に侵害された場合に米国の裁判所で米国政府を訴えることが出来るというも の。」

Source: USAtoday.comの記事はここ...


EUのプライバシー裁定はニュージーランドのビジネスにメリットをもらたすか?

本稿は欧州裁判所が、米国のセーフハーバー協定を無効とした裁定により「データをラウド上でどこに、そしてどのように保管されるかについて、米国と欧州を だけの関係を超えて大規模な多国的混乱を引き起こしている。」ニュージーランドなどいくつかの国はEUと同等のプライバシー標準を持つとされていたが、今 回の影響をもろに受けることになった。これらの国がデータの砂漠の中の輝かしいオアシスとして注目され、さらに経済的な利益を出せるかどうかが問題であ る。

Source: Lexology.comの記事はここ...


欧州会計監査院によるとEUの2014年予算のうち60億ユーロは不適切だった

最近の記事によるとEUは昨年60億ユーロ(64億ドル)を不適切に使ったとされる。欧州会計監査院によるとこの金額は、詐欺行為や浪費ではなくEUの ルールを順守せずに支払われたもの。これは2014年のEU予算1425億ユーロの4.4%に相当する、その前の2年間のエラー率は4.5%だった。欧州 会計監査院の監査報告は2016年予算調整を始めるタイミングで発表された。

Source: EuropeOnlineMagazine.euの記事はここ...


この要約はARMA東京支部の有志によって行われています。ARMA東京支部はこの要約の正確さについては保証していません。正確な内容につきましてはARMA Internationalの原文を参考にしてください。

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