March 2015


EUのサイバーセキュリティ保護には欠陥がある

最近のInfoSecurity.comの記事によると、EU加盟国のサイバーセキュリティ保護レベルに差異があるとのこと。サイバー海賊行為対抗組織の ビジネスソフトウエアアライアンスの報告書「EUサイバーセキュリティダッシュボード: 欧州のサイバー空間のセキュリティを確実にする道筋」、によると、加盟国はクリティカルなネットワークインフラの保護に高い優先度をつけているが、そのレ ベルは加盟国毎に大きな差がある。各国はサイバーセキュリティ能力を高めるための法的・ポリシー枠組みの構築と官民のパートナー体制の確立に一層注力すべ きである、とのこと。

InfoSecurity.comの記事はここ...

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発展しているが、クラウドセキュリティに関しては課題がある

最近のComputer Weekly.comの記事によると、欧州のクラウドコンピューティングの安全確保の最大の障害はセキュリティとプライバシーとのこと。一般的にクラウド は電子商取引などには十分安全だ、と考えられているが、クリティカルなアプリケーションやインフラストラクチャ(発電・電力・水道・・・など)に対して十 分な安全を確保するためにはしばらく時間がかかりそうだ。クリティカルインフラストラクチャの場合にはセキュリティも重要だが、他にも例えば可用性も重要 である。

欧州 ネットワーク情報セキュリティ庁(Enisa)はクラウド認証スキームも検討している。一方ネットワークと情報の安全(NIS)プラットフォームワーキン ググループでは、クラウドサービスプロバイダーに対する一連のセキュリティのベースライン構築を支援するNIS指令を検討している。動きの早い技術の場合 には規制するよりも業界のベストプラクティスが重要である。

Computer Weekly.comの記事はここ...


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ITサービス市場は成長しているが、まだら模様

ITサービス業界はダイナミックであり、主要なグローバルベンダーにチャンスと共にリスクももたらす。Morningstar.comの最近の記事による と、コンサルティング、システムインテグレータ、ITアウトソース、ビジネスプロセスアウトソースの4つの主要な分野について解説し、コンサルティングが 最も方のあるサービスと評価した。同記事は主要企業5社の強みについても議論している。

Morningstar.comの記事はここ(無料ですが登録が必要です)...

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漏えい情報によると欧州データ保護法は弱体化が懸念される

最近のThe Register.comの記事によると、活動家により(漏えい)公開された、欧州で計画されているデータ保護法の最新版ドラフトは、欧州委員会により策 定されたオリジナルドラフトに規定されていたプライバシー保護が欧州連合理事会参加大臣たちにより、実質的に骨抜きにされていたことが分った、とのこと。 記事によると、ブラウザの設定でトラッキングやプロファイルに同意した、とみなされる可能性がある。この文書によるとどの国がどのような要求をしているか も分る。例えばドイツは、個人情報は、将来的な科学的目的などの、より大きな公的利益があれば特別に後処理出来ることを要求している。

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米国と欧州のプライバシー保護比較

最近のLaw Fare.comの記事によると、一般的に、米国より欧州の法律の方がよりプライバシー保護を尊重していると認識されているが、米国の方が国家安全と法執 行機関による監視活動に対しより強力な正式な法的管理を行っているらしい。3月3日の米国裁判所におけるPatel対ロスアンジェルス市間の裁判における 口頭弁論によると、米国の法執行機関は裁判所の許可無くホテルの宿泊記録をチェックすることが可能とのこと。これはプライバシー保護については少なくとも 欧州と大差がないことが分る。

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この要約はARMA東京支部の有志によって行われています。ARMA東京支部はこの要約の正確さについては保証していません。正確な内容につきましてはARMA Internationalの原文を参考にしてください。

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