June 2013


欧州議会と欧州理事会は新しい国境監視システムについて合意

欧州議会と欧州理事会は国境と移民をより良く保護するための新しい国境監視システムのEurosurの詳細について承認した。Malta Independentの記事によるとデータ保護に対する要求が含まれているとのこと。合意文書によると、Eurosur経由で欧州加盟国や第三国との間 の個人情報の交換は例外とされ、データ保護法が遵守される、と記事は報告している。さらに記事は、EurosurはEU加盟国外との国境を持つ全ての加盟 国間で本年12月に施行され、その他のEU諸国では2014年12月より施行されるとのこと。

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コンピュータ支援文書レビューの課題を理解する

コンピュータによる人間を支援する技術は交通、銀行からショッピングまで今日の私たちの全ての面に広がっている。eメールからテキストメッセージまでコン ピュータ支援の通信技術さえ持っている。コンピュータ技術は弁護士を毎日文書の作成、顧客への請求業務や法的調査で支援している、従い、コンピュータが退 屈でコストのかかるeディスカバリーを支援しない理由はない。現代の訴訟では、とても人間が全てのファイルを見ることを望まない膨大な電子的に保存された 情報(ESI)がある。そここそコンピュータ技術が支援する場面である。

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英国インフォメーション・コミッショナー事務所により監査された

英国のデータ保護に関する監督機関である英国インフォメーション・コミッショナー事務所(ICO)は2012年と2013年に32の公益財団を訪問し、半 分以上の組織では個人データの保存と処分のポリシーが無かったことが判明した、とのこと。ICOはこれらの組織には異なるカテゴリーの個人情報を適切に取 り扱う正式なリテンションスケジュールが無く、単に適当な期間保管しているだけだった、と報告。ICOによると、これらのリテンションと処分スケジュール を作ることでデータ保護法違反となるような個人データの期限なしの保管に対するセーフガードとなる、とコメント。さらに、ICOはこれらの組織の1/3に は個人データに対する定期的に不必要な情報、重複した情報、などを取り除く除草プロセスが無かった、とのこと。

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外科医は自身のパフォーマンスデータの公開を妨げられるか

英国国民保険サービス(NHS)は、10種類の外科医の成績表の公開を計画している。現在、このような成績表の公開は心臓外科医のみ行われている。BBC の記事によると、データ保護法が外科医に個人情報を公開させることを妨げている、とのこと。現在外科医の4%が情報公開に反対している。しかしながら、王 立外科医師会は、会員に対しNHSに情報提供を行うよう促している。
 
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欧州委員会は米国のPRISMに関する質問への回答を要求

欧州司法委員のVivian Redingは米国司法長官Eric Hoderに書簡を送り米国のPRISMと呼ばれる情報監視プログラムに関するデータを要求した。BBCウエブの6月10日の記事によると、最近のセキュ リティ漏洩の結果、米国国家安全保障局がインターネット企業にeメール、オンラインチャット、写真、ファイル、ビデオその他海外のユーザーによりアップ ロードされた個人データへのアクセスを行うことの出来る命令を出せることが明らかになった。Redingは、この米国の試みが欧州市民の基本的人権に対す る重大な不利益を引き起こすことに対する懸念を示した。米国情報長官は、データ捜査はテロリストの陰謀を暴くことで多くの命を守る、とコメントした。

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2010年の個人情報保護法にも関わらずマレーシアにはデータプライバシーは無い

Malaysian Chronicleの記事によると、2010年に承認された個人情報保護法だが、その施行日についてなんら決定されていないとのこと。通信・マルチメディ ア大臣のDatuk Seri Ahmad Shabery Cheekによると施行は可能な限り速やかに行われる、とのこと。しかしかれは本年末以前に志向されるなど詳細についてのコメントは避けた。通信・マルチ メディア委員会議長のDatuk Mohamed Sharil Mohamed Tarmiziによると、データは全ての産業にかかわり、各分野にはそれぞれ独自のデータ保護要求があるために、寄せられた膨大なコメントを検討すること が必要、とのこと。

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この要約はARMA東京支部の有志によって行われています。ARMA東京支部はこの要約の正確さについては保証していません。正確な内容につきましてはARMA Internationalの原文を参考にしてください。